制限が生む工夫

「制限」と聞くとどうも否定的な印象がありますが、いかがでしょう?制限されると人は頭を使い工夫します。例えば、居住スペースが限られているとか、忙しくて時間がないとか、制限されるとします。すると、制限のある中で、いかに自分の思うようにやるかを考えるようになります。狭い家なら、収納や家具配置を工夫して少しでも広く使ってみたり、自由な時間がなかなかとれないなら、そのちょっとの自由時間を自分の満足の行くように有効に使ったり。これは何十畳もある部屋を持ってる人やたんまり暇な時間がある人にはなかなか無縁のこと。制限されていない人ができないわけではないと思いますが、制限されると否応なしに工夫しないといけない環境に身を置くことになります。
私が制限されて工夫するようになったこと。それは料理のスピードアップ。うーたんが生まれる前は仕事をしてない専業主婦だったので、たっぷりこんと時間があり、夕飯の支度に2時間も3時間もかけてのんびりやっていました。それはそれで楽しいし色々なレシピを試してみられるので、何よりも料理初めてさんも私には恵まれた環境でした。
しかし、今は真逆。うーたんはちょっとの時間も待ってはくれません。テレビに子守をしてもらっても15分が限度。そんな「制限」を受けて、最初はイライラするばかりでしたが、徐々に工夫が始まりました。まずはママ友達にどうやっているかを聞いてみたり、教えてもらったことを実行しました。時間のあるときにまとめて下ごしらえしたり、フリージングを活用して食べる時に電子レンジで温めるだけなど。買い物も無駄がないように1週間のメニューを考えてからお店に行ったり。
そうやってやっているうちに、どんどん主婦業も上達して悔しくて泣く回数も減り、毎日を楽しめるようになりました。さらにロハスに興味が出るというおまけ付きで(笑。なので今は「制限」されている感じがしたら、「しめしめ!」と心の中で喜び、「次はいかに工夫してやろうか」と野心に燃えるのです。