流れに身を任せる

最近の私は流れに逆らわない。やりたいと思うことは心の中でしっかり念じ続けて、理想の将来を鮮明に思い描く。けれども、それを阻む何かがあった場合、ごり押ししない。前に進めるまで待つ。ひたすら待つ。だめなんじゃないか?できないんじゃないか?そんな気持ちが湧く隙間がないほど、成功した自分のイメージでいっぱいにしておく。不思議と、壁が立ちはだかるときやスムーズに流れないとき、それをその時にやらない方が良かったりする。そのことを実感してから、好機が来るまでしぶとく思い続け、静かにしかし能動的に待つようになった。そうするとある日突然すたこらさっさと歩けるときが来る。その時が来たらしめたもの。それまで自分の中で貯めていたエネルギーを一気に使い行動する。

心の中でもう一人の自分と対話する。
うまくいかないなぁ…。
今それをしない方がいいよ。他に目を向けて。
めまいがするなぁ…。
何かラクにやれる方法を探して休憩した方がいいよ。

「こうしなければならない」「こうでなくてはならない」と自分を縛ると苦しい。悩み迷ったときは、もう一人の自分の声に耳をすます。たいていのことはヒントが得られ、遅かれ早かれ解決する。そのせいか、どうしようもなくて困り果てるということが少なくなった。すべてが自分の思い通りになるというわけではないけれど、流れに身を任せると結果的に自分にとって多くの学びがある選択肢に辿り着くことができる。遠回りかもしれないたくさんの「うまくいかないこと」に、最近はすっかり感謝してしまう。明日もたぶん、そんな一日。